2010年10月16日

木の学校作りシンポジウムが開催されました。

木の学校作りシンポジウムが開催されました。



しばらくぶりですvv

前回記事でお知らせしたシンポジウムが開催されました。
中津市内はもとより、県内外各地より大勢の参加があり、大盛況でした。

このシンポジウムは「地産地消」ならぬ「地材地消」を実現した中津市立鶴居小学校体育館の建築に関する成果発表会ともいえる場でした。
鶴居小学校は、公共の大型建築物としては近年避けられてきた木造建築を採用しています。
なぜか?
公共の大型建築物に木造が使われなくなっている理由について、皆さんは何故だと思われますか?ワタシは耐火性の問題が大きいのだろうと(勝手に)思っていました。が、今回のシンポジウムで発表されていたのですが、第二次大戦を終えた日本が国全体の資源枯渇に際し、再建が第一の立場から、国産材による木造建築を制限していたのだそうです。
つまり「国に資源がないから、使うな」というコトですね。

現在は、その当時に植林した杉・桧がちょうど伐採・使用に適した樹齢を迎えていることから、逆にこれらを有効活用する方途を探る事が必要と考えられます。国の政策も、公共の建築物に木造を推奨する方向へと舵取りしていくようです。

また、シンポジウムでは、「エコってなんだろう?」という疑問について学術的な解説がありました。
今や、誰でも「エコ」に関心ある時代ですが、果たして具体的には何をすることが「エコ」なんだろうと。
さまざまな物について「エコ」を数値化する研究があるそうです。今後ますます関心が高まる分野ですね。


ともあれ、新しい鶴居小学校の体育館に始めてお邪魔したワケですが…。

とっても明るくて、気持ちいい!
本当に明るいんですよね。ちょうどやさしい、光の具合というのか。木の反射率がちょうと人間の目に合っているそうです。やわあらかいけど温かい光が本当に心地よかったです。
フロアーなど一部は集成材を利用(ボールのはねかえりや、音響の問題)していますが、ほぼ100%近くが地元の杉桧だそうです。
みなさんも、ぜひぜひ、体験してみてくださいね。

木の学校作りシンポジウムが開催されました。




Posted by ウッドプラス中津事業協同組合 at 14:19│Comments(0)
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